うさぴんの郷

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眼を鍛え直さなければ…。

毎日オークションのオンラインカタログを見ていたら三岸好太郎の「札幌郊外」という絵を見つけました。
絵は良いんですがなんか違和感を感じる作品です。
まず、描かれているのが札幌郊外の風景ではなく、家屋の感じからヨーロッパ辺りの風景のような感じがします。
次にサインなんですが、絵自体は古いもので間違いないと思いますので第三者の後入れの可能性が高いと思います。
画像ではサインのあたりが盛り上がっていてるように見えます。
似たような手口の作品が過去にヤフオクに出品されています。
最後に来歴ですが、この作品と大変よく似た作品がヤフオクに出品されていました。
この作品を真似た贋作がヤフオクに出品されたのでしょうか?


いかん、いかん。
やっぱり、そういった先入観にとらわれているようではダメですね。
絵には倶楽部の鑑定が付いているし、オークションの注目作品に挙げられているので真作でしょうね。
まあ、しかし自分の見る眼の無さに気がついただけでもよしとしましょう。
眼を鍛え直さなければいけませんね。




追記
知人の話としてですが、東京美術倶楽部の鑑定書がついた現代の贋作が多数あるそうです。
鑑定書は本物で、絵が贋作ということらしく、サインが盛り上がっていて、目立つのが特徴の一つらしいです。
この話も真贋が不明です。