長谷川利行のメトロ食堂

長谷川利行の作品は高いので手が出せません。油彩や水彩は当然高いです。が、デッサンなら１０万前後で買えるという事は知っていたのですが中々出てこないものです。
真贋不明はまだ手がだせるのですがかなりリスクを伴います。
そんなある日（一昨年）、シンワアートオークションのサイトで長谷川利行の大規模な売り立てがある事を知りました。
メインとおぼしき作品のエスティメート（落札予想価格）を見ると自分でも無理をすれば手がだせそうな金額。

これはリーズナブルな作品（デッサン）もあるだろうと思い早速、カタログを注文。

案の定、デッサン作品は沢山載ってはいましたが写真を見て思わず絶句してしまいました。
エスティメートはかなり低かったのですが．．．．．。
しかし表示価格はあくまでエスティメート。
エスティメート以上で入札できる範囲の作品を捜さなくてはなりません。
当然、デッサン群に行き着く訳で．．
選ぶのに一週間かかりました。

でも、結果は不落札。
しかし、諦めきれず売り立ての後に画廊に問い合わせたら．．．高い！
油彩で３８万といわれました。売り立てで出たデッサンで１５万。
一旦は断りました。

ですが去年、デッサンに絞って再度問合せをしました。いくつか紹介されましたがオークションの落札価格を知っていると中々意思が決まりません。
だって、高いんです。

で、結局、一番マシなこの作品を清水の舞台から飛ぶつもりで購入しました。
一括では買えず三ヶ月払いで。
年末に大変痛い出費でした。

鉛筆画に限って他の所を見てみましたが結構高いですね。
作品によってはぼったくりでは？と思うのもありかなり高騰している模様。

で、この長谷川利行　作品は2010年の年末に売り立てで出された作品の一つで比較的まとも（失礼）に描いてあります。
タイトルから察するに地下鉄食堂を描いている様ですが．．．。
地下鉄食堂は昭和初期の東京にいくつかあったみたいですね。
有名なのは浅草にある地下鉄食堂でしょうか。

手帳か何かの紙切れに描いてあります。（ナプキンかもしれない。）

額縁は合ってなかったので今西中通と入れ替えてシックな額縁を新調しました。
淋しくはなりましたが絵と合っているので良いと思います。